アーク溶接はどんな溶接方法?メリット・デメリットを解説

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湖東地域を中心に、滋賀県、近畿地方全域で機械設備やプラントの配管工事一式を行っている谷口工業です。


配管の製作加工や設置工事では、配管同士や継手などを接続するために「溶接加工」を行います。溶接にはいくつかの種類があり、配管の材質や現場の環境に応じて使い分けなければなりません。中でも、特によく用いられる方法が「アーク溶接」です。ここでは、アーク溶接のメリット・デメリットをご紹介します。




■アーク溶接とは?



アーク溶接は自動車や建造物、家庭で利用する金属製品など、さまざまな分野や物づくりで使われている、最も一般的な溶接方法です。


内容を簡単に解説すると、接合部分に熱を与えるために「アーク」という放電現象を利用します。アーク溶接機につないだ溶接棒を電極として使用し、この電極と金属の接合部分にアーク放電を発生させ、その高熱によって金属や溶接棒を溶かしながら接合していきます。


アークで発生する熱は、5,000℃~20,000℃もの高温に達し、強い光が発生するのも特徴です。一般的な鉄の融点は2,800℃~5,000℃なので、溶接するのに十分な温度を出せます。


また、アーク溶接には「消耗電極式溶接」と「非消耗電極式溶接」の2種類があります。消耗電極式溶接は、文字通り電極(溶接棒)が溶融し消耗する溶接方法です。シールドガス(不活性ガス)を使用しない「被覆アーク溶接」、ステンレスやアルミ合金の接合が可能な「マグ溶接・ミグ溶接」、型造形物の鉄骨溶接に使われる「エレクトロガスアーク溶接」といった溶接方法に細分化されます。


一方、非消耗電極式溶接は、電極(溶接棒)が消耗しない溶接方法です。火花が飛ばない「ティグ溶接」、高品質な溶接が可能な「プラズマ溶接」といった種類に分けられます。以上のような溶接方法から、接合する金属の種類や作業時間などに応じて、最適な方法を選ぶのがプロの仕事です。たとえば、精密さが求められる場合には、非消耗電極式溶接が向いています。




■アーク溶接のメリット



アーク溶接のメリットは、作業をスピーディーに行いやすいことです。溶接の方法にもよりますが、基本的に溶け込みが早いので、効率よく作業が行えます。また、アーク溶接機は高品質なものが安価に手に入りやすいため、複数台所有することが可能です。そのため、複数台を同時稼働させ、短時間でより多くの作業をこなすことができます。


さらに、アーク溶接機は構造がシンプルなため、点検がしやすく安全性を保ちやすいのもメリットです。シールドガスを使用しない溶接方法を使えば、火災のリスクも抑えられます。作業の安定性や安全性、納品スピードが求められる場合は、アーク溶接のメリットをフルに発揮できるでしょう。




■アーク溶接のデメリットと対策



アーク溶接のデメリットは、作業に求められる技術力が比較的高いことです。前提として、アーク溶接を行う人は「アーク溶接等の業務に係る特別教育」を修了し、「アーク溶接作業者」の資格を取得する必要があります。この資格自体は21時間の講習を受ければ取得できますが、実際にはそれからも腕を磨かなければなりません。


たとえば、溶接棒を覆う被覆剤が電流を流した際に焼損する可能性があるので、使用する電流の調整が必要です。また、溶接方法によっては溶接棒が溶けていってしまうので、作業棒の繊細な操作も求められます。このような特徴から、作業者の熟練度によって溶接の仕上がりに差が出ることが多いのです。


そのため、アーク溶接を依頼するなら、専門性が高く熟練した技を持つ作業者や、十分な実績・ノウハウを持った業者を頼るといいでしょう。谷口工業では、アーク溶接を含むさまざまな溶接の資格保有者が多く在籍しているため、高品質でムラのない精巧な溶接が可能です。溶接のプロをお探しの際は、ぜひ谷口工業にご相談ください。



滋賀県犬上郡の谷口工業では、元請け会社様からのお仕事を募集しております。配管工事業者としての歴史が長く、安全と品質を両立した精緻な施工が可能。もちろん溶接に関しても専門性の高い技術があり、製作から施工まで一貫してお任せいただけます。


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