プラント配管にはどんな種類がある?それぞれの特徴と工事の注意点

 

皆さま、こんにちは

湖東地域を中心に、滋賀県、近畿地方全域で機械設備やプラントの配管工事一式を行っている谷口工業です。


プラントには、数多くの配管が設置されています。どれも同じように見えるかもしれませんが、中を流れているものは配管によって異なり、材質や形状も実にさまざまです。配管は用途や設置場所に応じた使い分けが重要で、正しく設置するためには専門的な技術力が欠かせません。ここでは、プラント配管の種類や配管工事の注意点について解説します。




■プラント配管の種類と使われる場所



プラント配管には、大きく分けると「液体配管」「気体配管」「粒体(りゅうたい)配管」といった種類があります。それぞれ何を通すための配管で、どのような場所で使われているのかを見ていきましょう。



・液体配管

液体配管は、飲料水や雑用水、熱源水、排水などの液体を流す配管です。内部に空気だまりが生じると流れにくくなってしまうため、配管径を小さくしたり空気抜き弁を取り付けたりといった対策が必要になります。冬場の凍結による破損にも対策が必須で、内部で発生する「乱流」も摩耗・腐食の原因となることから、レイアウトにも配慮しなければなりません。


また、液体配管は油を流すためにも使われます(油配管)。油圧装置の稼働や、潤滑油の供給などが主な用途です。水配管よりも高い圧力がかかる上に、より腐食性が高い流体を流すことから、耐圧性・耐食性に優れた構造や素材が求められます。いずれも多くのプラントで使用されている配管です。



・気体配管

気体配管は、空気や蒸気、冷媒、燃料などを通すための配管です。主にプラントの機械同士接続するプロセス配管や、真空環境を作り出すための真空配管などに使われます。最も身近な気体配管は、エアコンの室内機と室外機の間で冷媒を流している冷媒配管です。


冷媒配管の内部では圧力や温度が変化し、エネルギーの無駄が生じる可能性があることから、適切な口径の配管を選ばなければなりません。蒸気や冷媒を流す配管なら、熱損失を防ぐための保温工事も必要です。さらに、ガス管なら腐食対策としてポリエチレン管や樹脂被覆鋼管を、水蒸気を流すなら高温高圧に耐えられる鋼管を使うといったポイントがあります。



・粉体配管

粉体配管は、小麦粉などの粉を流すための配管で、主に食品工場で使われます。液体配管や気体配管と大きく違うのは、流れる粉体が「ダマ」になるなどして詰まる可能性があることです。そのため、できる限り詰まりを防げるよう工夫しなければなりません。


対策としては、表面が平らで滑らかな配管を採用する、カーブはなるべく少なく緩やかにするといった方法があります。もちろん、流れ方が悪いと感じたら、早急なメンテナンスが必要です。




■各配管工事で注意すべき点とは?

プラント配管は、ただ設置すればいいわけではなく、多くの点に注意する必要があります。1つはここまでも見てきたように、用途に応じた材質や形状の配管を選ぶことです。大きく分けると金属管と非金属管(合成樹脂の管)があり、そこからさらに細かく分類されるため、配管の性質をよく理解していなければ適切なものは選べません。


また、配管を適切に設置したとしても、その後トラブルが発生することがあります。よくあるのは配管の詰まりや漏れ、圧力不足や流量不足、スケール(堆積物)や赤さびの付着、そして経年劣化による破損や機能低下などです。これらのトラブルを防ぎ、早めに対応するためにも、配管のメンテナンスはしっかりと行う必要があります。


その上で重要になるのが、配管の耐用年数です。配管がどのくらいの期間の使用に耐えるのかは、材質や用途によってある程度決まっています。たとえば、ボイラーの水管なら12.8年、パッケージエアコンの冷媒管なら14.2年などです。定期的にメンテナンスを行いつつ、配管の耐用年数が近づいてきたら、早めの交換を検討するのがおすすめです。


このように、配管はとても奥が深いもので、施工やメンテナンスには高い技術力が求められます。プラント配管工事を行うなら、実績豊富なプロに依頼しましょう。



滋賀県犬上郡の谷口工業では、元請け会社様からのお仕事を募集しております。配管工事業者としての歴史が長く、安全と品質を両立した精緻な施工を実現します。積み上げた業歴とともに培ってきた専門知識やノウハウを活かして、お客様目線の最適なご提案を行えるのも強みです。信頼できる下請け業者をお探しの時は、お気軽にお声がけください。